カーアイテムの基礎知識
チャイルドシートを正しく使おう1
★子どもの成長に合わせて、乳児用、幼児用、学童用を使い分けよう
急ブレーキや万一の事故などによる衝撃から子どもを守るためのチャイルドシート。その機能を発揮させるには、子どもの体の大きさに合わせて使うことが大切です
■新生児・乳幼児用(ベビーシート)
身長70cm以下、体重10kg未満の赤ちゃんを寝かせる姿勢で乗せます。首がすわっていない子にも安心目安は新生児〜1歳ごろまで。
■幼児用(チャイルドシート)
首がすわり、自分で座れるようになった身長100cm以下、体重9〜18kg以下の子に。目安は1〜4歳ごろまで。
■学童用(ジュニアシート)
身長135cm以下、体重15〜36kg以下の子ども向け。シートベルトを正しく締めることができるようにおしりの位置を高くするシート。目安は4〜10歳ごろまで。
チャイルドシートを正しく使おう2
★取り付けのポイントをおさらいしよう!
チャイルドシートで大切な子どもをしっかり守れるように、正しい取り付け位置と取り付け向きを確認しましょう
■取り付け位置「後部座席」がキホン!
子どもの安全を第一に考えるなら、「後部座席」に取り付けましょう。
■取り付け向き 赤ちゃんのときは「後ろ向き」に!
首が不安定な赤ちゃんの場合、運転時の衝撃から守るために乳幼児用シートを後ろ向きに取り付けましょう。幼児用・学童用シートは、座席との間に隙間ができないようピッタリと置き、ガッチリと固定させること
※※助手席には取り付けない!※※
助手席にチャイルドシートを取り付けると、特にエアバッグが設置されているクルマでは大きなケガにつながるおそれがあります。
やむを得ず助手席に取り付けるときは、助手席のシートを一番後ろまで下げ、チャイルドシートを前向きに取り付けましょう。
※取り付け方法はシートによって異なりますので、取扱説明書等の指示に従ってくださいね!
タイヤはなぜ黒色なの?
クルマのボディはさまざまなカラーがあるのに、タイヤは黒一色。その理由は、タイヤの強度や耐摩耗性に関係しています
★タイヤは何からできているの?
タイヤの原料はゴムですが、それだけでは消しゴムのようにやわらかくて走行に耐えられません。そこで加えるのが「カーボンブラック」
その名の通り、真っ黒な炭素の粉です。これが原料の約25%も占めるので、タイヤの色は黒くなります。
そして車体の大きな重量にも、高スピードでの道路との摩擦にも耐える、強いタイヤになるのです。
★黒以外の色でも作れるの?
ちなみに、カラータイヤをつくることは不可能ではありませんし、一部特殊なタイヤでは存在しますが、強度やコストからみて市販できるまでには至っていないのが現状。
クルマのタイヤの黒は、最強の証と言えるでしょう