ドライブ中のコミュニケーション
「ありがとう」の気持ちを伝えるには?
運転中も軽い会釈と笑顔がコミュニケーションの基本感謝や思いやりの気持ちを表情で伝えましょう。感謝の気持ちが伝わると、相手も自分も気持ちよくドライブできるはず
★昼間
狭い道路ですれ違うときに道を譲ってくれたり、車線変更するときに前に入れてくれたり。
相手のやさしい気づかいには、軽く会釈をしてニッコリと微笑み、軽く片手をあげて「ありがとう」の気持ちを伝えましょう
★夜
表情が見えにくい夜間は、プッと軽くクラクションを鳴らしたり、ハザードを1〜3回点滅させたり、音や光で感謝を表現しましょう。
ただ、ハザードはさまざまな意味をもち、「ありがとう」を意味することを知らないドライバーもいます。混乱させないよう状況を見て判断しましょう
「お先にどうぞ」と道を譲りたいときは?
道を譲るときは、片手を上げるサインやハイライトをチカチカ点滅させるパッシングで、やさしく譲りましょう
★交差点などで道を譲るとき
片手を上げ、手のひらを譲る方向へ動かして「お先にどうぞ」という意思をスマートに伝えましょう。ポイントは手のひらを見せること
★車線変更するクルマを入れるとき
車線変更しようとウインカーを出している車を発見まず前車との車間を十分空けてからパッシングをすると相手に譲る意思が伝わりやすいでしょう。
★こんなとき、なんて言っているの?
●対向車がパッシングしている!
走行中、対向車がパッシングするのは、「ライトの消し忘れ」「夜間のライトのつけ忘れ」「前方のキケン」などを教えてくれている場合も慌てず自分のクルマや道路の状況を注意深く見てみましょう。
ちょっとだけ停車したいときは?
路肩に停車したい場合、まずハザードを出して「これから止まりますよ」ということをアピール。ゆっくり減速しながら、クルマを路肩に寄せ、安全なところに停めましょう
★ハザードランプって?
車についている非常点滅灯のこと。通常、運転席と助手席の間に設けられています。
路上でやむを得ず停車しなければならない場合のほか、高速道路の渋滞で最後尾の車が後続車に渋滞を知らせ、追突を防ぐために点滅させたり、「ありがとう」の気持ちを伝えるときにも使用します。
車線変更したい!譲ってほしいときは?
車線変更したい!でもなかなか入れない・・・。やむをえず車線変更する場合や、合流などでスペースを譲ってもらいたいときは、まずは移りたい車線の流れをチェック
状況をよく見てから早めにウインカーを出しましょう。入るときはミラーや目視で安全確認を行い、「注意深く、ためらわず」がポイント
自信をもって運転することが「譲ってください!」という意思表示になります。
★停車時からすぐ車線変更したいときは?
●はっきりアピールしよう!
路肩駐車時や渋滞中の停車時からすぐに車線変更したいときも、まずウインカーで意思をアピール
ほかのクルマの流れを確認しながらゆっくりと移動しましょう。余裕があれば譲ってくれたクルマへありがとうと手や表情で挨拶すると◎。
交差点のスムーズ・テク1
交差点は交通量が多くて怖い思いをすることも多いのではないでしょうか
実際、交通事故の半数以上が交差点で起こっているんです※。
クルマや歩行者が行き交う交差点では、視野を広くすることが大切目の前だけではなく、先の方の信号など全体の状況を把握するゆとりをもって運転しましょう。
★青信号でも・・・「止まれ」?!
前方が渋滞などでつまっているとき、信号が青になってもスペースが空くまでは急がず待機!無理に進んでしまうと交差点の中で停車することになり、右折する対向車や左右からくるクルマの妨げになってしまいます
★赤信号でも・・・「進め」?!
赤信号の下の矢印信号は「直進」「右左折」を表示。うっかり見落として停車してしまい、後ろからクラクションを鳴らされちゃった!というのはよくあるパターン焦らず、しっかり安全確認をして発進しましょう
※出典:警察庁交通局 平成19年中の交通事故の発生状況
交差点のスムーズ・テク2
今回は交差点での右左折時の要注意ポイントをご紹介します。
★右折編
右折時のポイントは3つ
(1)先行車にピッタリくっつかない!
歩行者のために急停車することもあるので、先行車にピッタリくっついて進まないようにしましょう
(2)右折レーンがないときは?
右折レーンがない交差点では早めにウインカーを出し、意思を後続車に伝えましょう
(3)渋滞しているときは?
直進する対向車線が渋滞中、対向車が交差点への進入を待ち、先に右折させてくれることもありがとうのサインだけではなく、前方確認をお忘れなく
★左折編
左折時も要注意ポイントがいっぱい!!横断歩道の歩行者、右折する対向車、縁石など前方だけではなく、左後方からくるバイクや自転車なども要注意!
死角に入って見えないこともあるので、ウインカーを出す前と左折直前の2回は必ず後方確認をしましょう