トラブル時の基礎知識
タイヤがパンクしたら、どうしたらいい?
1.落ち着いて、まずクルマを安全な場所へ
コインパーキングやガゾリンスタンド゙など、平らな場所にクルマを停めましょう。高速道路を走行中の場合は、安全地帯やサービスエリアなどへ。(側道はキケン)ハザードランプを点けて、後続車に注意を促すこともお忘れなく。
2.タイヤの応急処置
または、ロードサービスを呼ぶ 応急用タイヤへの交換、またはパンク修理キットでの応急処置をしましょう
上手くできない…という人は、加入している自動車保険などのロードサービスを呼びましょう。
3. タイヤの修理・新品との交換
応急用タイヤや応急処置したタイヤでは、いつものように走れません。パンクしたタイヤを早めに修理に出し、場合によっては新品に交換してもらいましょう。
もし交通事故を起こしてしまったら!?
1.落ち着いて、まずケガ人を助ける
負傷者が出てしまった事故の場合、まっさきに119番通報。止血などの応急処置もできる限りしましょう。
2.クルマをじゃまにならない場所へ
渋滞やさらなる事故を防ぐために、事故車をじゃまにならない安全な場所へ移動。
3.警察に連絡
必ず、警察に事故の届出をしましょう。
4.相手の連絡先などを確認
事故の相手の氏名・住所・電話番号・クルマの登録番号などをメモしましょう。
5.事故の状況を確認
賠償額の決め手になるのが、事故の状況。事故時の速度や停車位置などをメモし、カメラがあれば道路や事故車などを撮影。
6.クルマの保険会社に連絡して解決へ
事故現場での賠償額などの話し合いはNGです。保険会社へ事故内容を連絡し、協力してもらいながら事故を解決しましょう。
大雨や台風のときの注意点
大雨で川のような状態の路面を高速で運転すると、タイヤが滑りブレーキやハンドル操作がきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こる危険性があります。
十分に速度を落として車間距離を取り、ライトを点灯してブレーキやハンドル操作に注意して運転しましょう
また、落雷の際、雷は車体の外側の金属部分を伝わり地面に流れますから、慌てて外へ飛び出さず、車を安全な場所に停止させて、危険を感じなくなるまで車内で待機しましょう。
★ 道路が冠水している…
んなに遠回りになったとしても、冠水している道路は避けるのがベスト。高架下や地下トンネルなどの低い場所は冠水しやすいので気をつけましょう
水位がマフラーの位置に達すると、マフラーから水が入り、エンジンが故障するおそれがあります。
★ 車内が浸水しちゃった
車内を見てフロアに水や水滴が残っていたり湿っていたりすると、そのクルマは浸水の可能性あり!
ただちに安全な場所に停車し、バッテリー端子を外します。無理に走行し続けるとエンジンの破損や電子部品の回路のショートなど故障の原因になる可能性があります
水が引いた後お店に相談してクルマを点検し、適切に対処しましょう。
クルマに常備しておくといい防災アイテムって?
★万が一の備えをクルマにも
おでかけ先でのアクシデントや非常時に、車が一時避難場所になるかもしれません。そんな時、車の中に備えておくと、もしもの時に便利なアイテムを紹介します
★例えばどんなアイテム?
水、非常食、医薬品など、基本的な防災グッズの他に、消火器、ジャッキなどの工具、牽引用ロープ、スペアタイヤ、手巻き充電式の携帯用ラジオ、車内で使える携帯電話充電器などが、いざという時役に立ちます
また、自動車用DC/ACインバータがあると、シガーライターに差し込むだけで家電製品を使えるので便利です
ブランケットは非常時だけでなく、夏場の冷房対策、冬場の防寒対策として日常使いできるので常備しておきたいアイテムですね。
その他にも自分が必要なものを考えて、マイ・防災アイテムを揃えてみましょう。
運転中に地震!心得は?
★慌てずに落ち着いて停車
もしクルマを運転中に大地震が起きたら…急ハンドル、急ブレーキを避け、できるだけ安全に道路の左側にクルマを停止させて
揺れがおさまるまで車内で待ち、ラジオ等で地震情報や交通情報を聞いて周囲の状況に応じて行動しましょう
★クルマを置いて避難する場合は
道路外または道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを止めてサイドブレーキをかけます。キーはつけたまま、窓を閉めた状態で、ドアのロックをせずに避難。
キーをつけたままにするのは、緊急車両や救援車両の通行時に、クルマを移動できるようにするためです。
いざというとき落ち着いて行動するためにも、心の準備をしておきましょう。
雪道での運転の注意点
雪道を運転する際は、まずタイヤの準備が必要です。
タイヤチェーンを用意するかスタッドレスタイヤに履き替えましょう。
★タイヤチェーンとは、路面が雪道になってから左右一対の駆動輪に装着して使います。
金属製とゴム製のものがあり、金属製のメリットは凍結路に強く、コンパクトに収納でき、価格が安い。 デメリットは走行時の振動や騒音が大きく、乗り心地が良くない。また、乾いた道路を走ることにより、チェーンが切れてしまう恐れがあります。
ゴム製のメリットは、雪道、乾燥路ともに静かで振動も少なく、乗り心地がよい。
デメリットは金属製に比べ価格が高く、コンパクトにしまえない点です。
また、冬場の一部道路ではタイヤチェーン装着規制が行われているので冬場は常にチェーンを携帯するようにしましょう。
★スタッドレスタイヤとは凍結路など冷たい路面でも、固くなりにくい特殊なゴムで作られており、雪でも氷でもグリップするように設計されています。
タイヤにはた深い溝が刻まれており、この溝に雪面や氷面の雪や水を導くことによってグリップをえて、滑りづらい状態を作ります。
ただ、冬の道にはよくとも、通常のタイヤよりも水はけが悪く、また重さもあるため燃費効率が悪くなるので、初冬に冬用のスタッドレスタイヤに履き替え、春の訪れとともに通常タイヤに戻すようにしましょう。
積雪や降雪時に運転する際に大雨や台風のときの注意点と同じようにタイヤが滑りブレーキやハンドル操作がきかなくなる危険性があるので、急ブレーキ、急発進をしてはいけません。車間距離を十分にとって慎重に余裕をもって運転しましょう。